一般衛生管理をしっかり行なうために大切なポイントを8つ説明します!
大切なのは清掃洗浄と清潔なスタッフ
工場や厨房内をきれいに保つために重要なのは、工場内をきれいにする清掃洗浄と、中に入る従事者(スタッフ)がきれいな状態で入るかどうかです。
そこで、そのポイントを 8 つにわけて説明しますね!!
1.清掃しやすくしましょう!
製造に不要なものを排除し、機械や作業台の下、壁際などに汚れが溜まらないようにして、尚且つ掃除がしやすいようにしましょう!
2.掃除の効率を考えましょう!
要は、無駄なものがなくて、作業台などの下にアレコレと置いていなければ掃除はしやすくなりますよね。また、これからの清掃洗浄は泡を使ったフォーム洗浄が主流になります。泡をまいて、汚れを浮き出させて、流して、水切り、乾燥という流れです。
3.湿度を下げましょう!
カビや細菌の増殖は、みなさんご存知の通り湿度が高いことも原因になります。湿度は 43%以下に、毎日 3 時間以上保つだけでカビの増殖を抑えることができます。扇風機や除湿機を使って下げることができますよ☆
4.虫の侵入を防ぎましょう!
扉やシャッターの隙間から虫君は入ってきます。バーブラシや隙間詰めテープなどで虫君をシャットアウトします。しかし、スタッフの出入りの際には無防備な状態になりますから、すぐに扉やシャッターを閉めるというルールも必要になりますね!
5.スタッフの入場方法・ルートを決めましょう!
入場での最良の手順と方法とルートを決めて確実に実践するようにしましょう。異物や食中毒菌はスタッフが持ち込んでくることを全員で認識することが大切です。
6.高機能のユニフォームと帽子を使いましょう!
私個人的に、ユニフォーム屋さんとして、ここはチカラを入れておススメしたいところではあります(笑)
ユニフォームは毛髪が落ちないようにしっかりとプロテクトした帽子を着用しましょう。またゴミや埃が付着しにくく、しっかりとした作りのユニフォームをおススメしますよ。
ユニフォームについては本当に色々な相談を受けるのですが、意外と見落としがちなのが、防塵素材かどうか? ってところです。ほとんどのお客様は抗菌・防臭・制電・透け帽子などの部分には気を配っていらっしゃいますが、防塵(埃を発生させない)ユニフォームには目を向けていらっしゃいません。
ある意味、一番気を配らなければならない部分です。
7.5項目できっちり運営する
皆さん、5項目ってご存知ですか? 「5S」ではないですよ! 5項目とは、作業内容(内容)・作業頻度(頻度)・担当者・確認方法・作業記録のことを指します。例えば清掃対象がフライヤーなら、作業内容は油落し・洗浄、作業頻度は週 2 回、担当者は小川だったり業者だったり、確認方法は目視、記録は終業時点検記録簿……のような感じで、一覧を確認出来る表を作成すると良いでしょうね☆
8.教育と認識をしっかりと!
当社のお客様を例に出すと、1 週間に一回だけ(月曜日に決められていました)、しかも 1 つの点についてだけ勉強する機会を設けていらっしゃる工場があります。1 回の勉強会で、幾つものことを勉強しても混乱を招くだけとの事で、毎回スタッフが持ち回りで先生役となって実施しているそうです。
始めてから 3 年にもなるとのことで驚きでした。その工場に伺う度に、思うのは整理整頓が素晴らしく、アルミのテーブルはピカピカで、ユニフォームも身だしなみ良く着ていらっしゃることです。工場見学に見えられる方々に対しても、強烈にアピール出来ること間違いなしだと思います。